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中村三郎著「お墓なんて、いらない」に寄せて

東京出張から帰ってきたらアマゾンに注文していた本が届いていました。

中村三郎著「お墓なんて、いらない」リュウブックス・アステ新書

今日、一気に読みました。

時代を直視した彼の「お墓」に対する評価や論旨は明快で、全体を通してブレがなく非常に分かりやすい本でした。

彼は「亡妻を本山納骨と併せ手元供養で弔っている」、と「はじめに」の文章の中で述べていました。

事、お墓以外の選択の希望は、周りから世間体やしきたりに反するとの意見が出がちで、実行できないことが多いものです。が、彼はそれを実践していました。

その上での「お墓なんて、いらない」の本です。説得力が違いますね。同志を得たようでうれしくなりました。

それにしても、この著者中村三郎と言う人物。筆者紹介欄でフリージャーナリストで放送作家としても活躍していると書かれていましたが、この本を読んだ印象から私と同じ団塊の世代かな?と、しかし、どうも背景がよく見えない。気になってネット検索で調べてみると、新潟県上越市生まれ。明治大学卒業ということまでは分かったのですが肝心の年齢が分からない。名前もペンネームかどうかも。(こちらの方は、どうでもいいのですが)

価値観や思考?も重なるところが多く、というよりも殆どいっしょで、学園闘争華やかかりし昭和44年当時、同じ御茶ノ水にいたのではないかと空想してしまうほどでした。(もっとも、偶然今回の出張で母校・日大理工学部の改築された校舎に立ち寄り、学生時代を懐かしく思い出していたからかも知れませんが・・。)

参考文献として読んでいただいたようですが、私が3年前に書いた「手元供養のすすめ」では、手元供養はグリーフケアとお墓の代わりになると二つの効用を論じましたが、この本では“お墓の代わり”の効用に焦点をあて手元供養を語っています。

今年前半は、島田さんの著書「お葬式は要らない」が話題となり、高齢者の悩みとして葬儀のトレンド「家族葬」や「直葬」がマスコミに大きく取り上げられました。
葬儀社や返礼品業界は、その煽りで葬儀単価の下落や返礼品の数が極端に減り苦労しているとよく聞きます。

そして、今年の夏頃から「お墓」に関連した本が多数出版されるようになりました。そう、この本と同じ「お墓は要らない」をテーマとした本です。来年あたりから本格的に墓石屋さん苦難の時代となりそうです。全国の墓石屋さん!日本の伝統文化を守るために頑張ってください!私は個人的にはお墓文化は好きです。

しかし、お葬式セミナーや博國屋に相談に来られる人の悩みで最も深刻なのが「お墓の悩み」です。理由は、お墓の継ぎ手がいない。もう一つが子どもに負担をかけたくない。です。

最近、伝統的なしきたりやマナー中心の葬送本の編集者から改訂や新刊の発行にあわせ手元供養を載せたいとの話を受けるようになりました。いい、悪いでなく、そこに世相の反映をみます。

瞬間風速の葬儀と異なり、お墓の問題は宗教宗派・お寺さんとの付合い、「イエ」や結婚した両家のこと、子どもたちの将来の問題、そして多額な費用などそれぞれ複雑な問題を抱え、対応次第で一度決めてしまうとそれ以降長く尾を引くことだけに一筋縄ではいきません。

この本の中で、中村三郎さんが手元供養と本山納骨に決めた理由を妻や子どもたちの賛同もあるが、シンプルで分かりやすく そして安かった。と述べています。

私はこの言葉に、“装飾や虚飾”を全て削ぎ落とし“芯 (本質)”を表現したブランクーシの代表作 「鳥」の飛翔の彫刻を思いだしました。

葬儀も同じだと思いますが、お墓のことで言えば、この“装飾・虚飾”は世間体や見栄ではないか・・?
“芯”は、大切な人を亡くした遺族にとって、心から「故人を偲び感謝するこころ」ではないか?・・と。

そもそもお墓の役割には、3つの要素があると考えています。
1つは、手を合わせ故人を偲び感謝と心の会話をする「心のよりどころ」。
2つ目は残された遺族にとって故人の「生きてきた証」として。
そして3つ目は、「遺骨の安置場所」としての役割。この3つに尽きるのではないでしょうか?

と、考えれば、この3つのお墓の役割はすべて「手元供養」で果たせます。

そして最後に、生きている人が誰も行ったことのない「彼岸」での故人の”安寧への祈り”を本山納骨というカタチで弔う。まさに現代人 中村三郎さんの結論。ではなかったのでしょうか?


読まれてない方には、是非買って読むことをお薦めしたい1冊です。



現代のお墓 京都博國屋『地蔵団欒セット』 これで肩の荷の半分は下ります。

手元供養セットkei
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プロフィール

博國屋店主

Author:博國屋店主
セゾンのデベロッパー会社で21年。独立してまちづくり事務所を13年。この間、国内やアメリカやヨーロッパのすぐれたまちづくりを学び、関係する全国のまちづくりに関わってきました。
そんな私が父の死をきっかけに両親の葬送や供養について考えざるをえなくなりました。
葬送について何も知らなかった私が、時代にあった供養を研究し、たどりついた結論。それが手元供養でした。(手元供養は私の命名です)友人清水泰博教授(東京芸大)と1年余り試行錯誤を繰り返し、日本で始めて作り上げた手元供養品が「おもいで碑シリーズ」です。今や「おもいで碑 地蔵」は、手元供養の代名詞に育ちました。

大切な人をオブジェやペンダントにして手元供養しませんか?と、新しい葬送文化を提唱し11年の歳月が流れました。

今では、色々な手元供養品が商品開発され「手元供養」という言葉も定着してきました。ありがたいことです。

博國屋を通して学んだことを’07年には、「手元供養のすすめ」を書き、お墓や供養のことで悩まれている人へと樹木葬や散骨などお墓に替わる新しい葬送情報を利用者の言葉も交えわかりやすい解説書として翔伝社新書から出版しました。

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